徒然なるままに、日ぐらしP/Cに向ひて――
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ウクレレ
そうだ!
ウクレレを作ろう!
テレビを点けると、NHK教育チャンネルで、変なおっさんがこれまた変なモノを作っている。板に丸い穴を空け、そこに皮を張り(画鋲で留めてる!?)、棒を付けて糸を張っている。それを「ウクレレ」と呼んでいた。
完成したその変な代物は、「ウクレレ」には見えなかったけど、まがりなりにも音は出ていた。

そして突然、ウクレレが作りたくなった。
楽器なんか弾けないし、大して興味もなかったけど、本当に突然ウクレレが作りたくなった。弾きたい訳じゃない。ただ、作りたくなった。

早速インターネットで検索してみると、結構な数のサイトがヒットする。それらを覗いていくと、キット製作の話題が多い。その多くが、「全音」のウクレレキットだ。他に「HOSCO」のキットというのもあるらしい。
収集した情報によると、全音のキットが本格的で良さそうだ。よし、これにしよう。ぺらぺらの板に糸を張ったようなチンケなヤツじゃない、本格的なウクレレだ!キットだけど

会社の帰りに幾つか楽器店を見て回る。が、全音のキット「ウクレレを作ろう」を置いてある店はなかった。結局、平塚の山野楽器で取り寄せて貰うことに。定価6,900円。

さあ!ウクレレを作ろう!!
今、私の楽器製作家としての輝かしい経歴が幕を開ける……
一本目のウクレレ。勿論、全音のキットだ。見よ、この何とも言えぬサンバーストカラーを!

……その後、家族の非難を浴びて、再塗装と相成った。

制作記は、こちら
二本目のウクレレ。これも全音のキットだ。なんと、二本目にしてブリッジを自作とは、すでに巨匠と呼ばれる片鱗の現れか!?

制作記は、こちら
三本目のウクレレ。なななんとっ、フル・カスタムではないか! 桧のパーフリングに鼈甲のセルバインディングと、本格的。とても楽器が弾けない者の作とは思えない!

制作記は、こちら
四本目のウクレレ。三本目と同じボディデザインのフル・カスタムだ。マホガニー単板の高級品。
山葉虎楠だって、弾けないのにオルガンを作ったじゃないか!

制作記は、こちら
五本目のウクレレ。ボディシェイプはFAMOUSチックに。スタンダードサイズにロングネック。高木ブーもビックリだ!

制作記は、こちら
六本目のウクレレ。ついに買い置きのAAAグレード、カーリーメープルの登場だ。カスタムメイド第四弾はあくまでも高級品テイストで。
美事な杢目の前には、多少の問題点など些事と言えよう。

制作記は、こちら
七本目のウクレレ。六本目と並行して作っていた、ロングネックの朴バージョン。普段使いに心おきなく弾けるような一本だ。
色はマホガニー近似色、の割には結構赤い。

制作記は、こちら
八本目のウクレレ。ピックアップ内蔵のエレキ・ベース・スタイル。
大ホールでのコンサートも、これでバッチリ!

制作記は、こちら
九本目のウクレレ。ギアペグ先にありき。
全部左用ペグですが、なにか?

制作記は、こちら
十本目のウクレレ。六本目と姉妹の、AAAグレード、カーリーメープル。
音の傾向は似ている? 鳴りは全然違うぞ!?

制作記は、こちら
11本目のウクレレ。ついについに、ハワイアン・コア登場!
当然、ワイハの音がする!?

制作記は、こちら
12本目のウクレレ。これもハワイアン・コアの一本!
『明るく快活な女の子』なのだ(なにが?)!!

制作記は、こちら
13本目のウクレレ。一見、シンプルだが――
これはコンサート・ウクレレなのだっ!!

制作記は、こちら
14本目のウクレレは、ネコである。
ハワイアン・コア、ロングネックのソプラノタイプ。見た目は重要だねっ。


制作記は、こちら
15本目は新素材、プリマヴェーラ材のコンサート・サイズ。
プリマヴェーラ=春、の音を奏でる、か。


制作記は、こちら
16本目はプリマヴェーラ材のソプラノ・サイズ。
失敗は成功の母だろうか。いつの日か、失敗という母は成功という子を産むのだろうか。


制作記は、こちら
17本目はハワイアン・コアのコンサート・サイズ。
モチベーションと作業場所の関係で、完成まで7年を費やしたが、出来が良いわけでは無い。


制作記は、こちら
18本目はベニヤ合板のソプラノウクレレだ。
ホームセンターで買ったベニヤで作ったウクレレは、はたして鳴るのか?!


制作記は、こちら


ウクレレ(ギター)用フレット計算プログラム
「レレッと君」Version 0.41
フレット位置を印刷できます。
設定を保存できるようにしました(v 0.41 2011.06.30)

Fret calculater is available for the foreign luthiers. This can fit for both meter scale and inch scale.



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