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フルカスタムの
ウクレレ製作に挑戦! その5



メープルの一本と平行して作っていた朴製のウクレレです。これもソプラノボディにスケール400mmとロングネックです。

「どの弦にしようかな」

今回使った材料です。
ボディ
   サイド   朴
   トップ   朴
   バック   朴

ネック、ヘッド  朴

指板       チーク

ブリッジ     リオグランデ・パリサンダー

ナット      人工大理石

サドル      人工大理石

ペグ       グローバー

ブレーシング   桧


口輪にはチーク材を入れました。ちょっと隙間が開いてしまい、それが後での失敗に輪を掛けるはめに。
朴はどうしても板に芯の部分が入ってしまう様で、ツートンカラーになってしまう。
ブレーシングはこんな感じ。
口輪の周りは井桁に組んでみました。裏板は普通にニの字です。
ボディを組んで、バインディングを巻いています。
すでにこの時点で大失敗を――。……気付いたのはもっと後でした。
フレットボードはチークです。が、家族からは『もっと色が濃い方が良かった』との指摘が。そんなにヘンかなぁ?
フレットワイヤーは長いまま、入れてからカットしています。先にカットするよりも無駄が出ないでしょう?
ボディ、ネック、指板が揃いました。ここまで来ると、そろそろゴールが見えて来ます。
完成
「どの弦にしようかな」
今まではGHSの黒弦かマーチンのクリスタルナイロンしか使って来ませんでした。
今回は違う弦にしたくて、横浜のクロサワ楽器で色々と買い込んでみました。
結局、Aquilaの白い弦に。GHSよりは少し柔らかく、クリスタルナイロンよりは堅い感じです。何よりも色がいいですね。
ペグはいつものグローバーです。
ブリッジにはリオグランデ・パリサンダーを使いました。実は貼り合わせなので、強度的には少し心配です。弦を引っかけるタイプです。
全体像。こうして見ると、大失敗も目立たないのですが……。
裏はこんな感じです。
色は赤っぽい。もっと濃くした方が良かったかも。
ヘッドの裏です。カミさんはネックの裏側の色が気に入ったそうな。ヘッドの裏は少し薄目かも。
実は、大失敗
失敗が判るでしょうか。
よく見ると、弦がサウンドホールの中心を通っていません。
こちらの写真だとはっきり見えます。
最初は、ネックが曲がって付いてしまったせいだと思ったのですが、実は表板が接着時に既にずれていた模様。
ネックや指板、ブリッジの位置に問題は無いみたいです。
何でこんな基本的なミスをしたのか、自分でもよく判りませんが、指板先端が口輪の繋ぎ目に合わなかった時点で、「おかしいなぁ」とは思ったんですよね。でも、結局気付いたのは弦を張った時でした。まぁ、いずれにしても手遅れですが。
その上、指板を接着時に当初の予定よりも心持ち上目に位置修正したので、口輪の継ぎ目が指板先端で隠れていません。

いやぁ、ウクレレ造りも奥が深いですね。今回も不満な点が一杯で、それが新たなる製作意欲をかき立ててくれます。

テレビでジェイクが持っていたもの凄いフレイムの入ったカマカは、たぶんテナーサイズでしょうか、少し大きめで、ピックアップが付いていました。
ピックアップ付きもいいかなぁ。でも、それよりもちゃんと基本を押さえないとダメですね。





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