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フルカスタムの
ウクレレ製作に挑戦! その2



フルカスタム2本目は、1本目と同じモールドを使っています。つまり、胴体のシルエットは1本目と同じです。
今回は、通販で買ったマホガニー材を使いました。
コンセプトは、『ちゃんと作る』位にしておきましょう。とはいえ、トップがXブレーシングだったり、指板が5mm厚だったり、ブリッジのサドル溝が真っ直ぐじゃなかったりと、色々と実験的な事をやっています。

今回使った材料です。
ボディ
   サイド   マホガニー
   トップ   マホガニー
   バック   マホガニー

ネック、ヘッド  スプルース
ヒール      カツラ
ツキ板      ナラ

指板       パオロッサ  5.0mm厚

ブリッジ     パドック

ナット      黒檀

サドル      チーク(仮)

ペグ       グローバー

パーフリング   桧

ブレーシング   桧


バック

塗装は今回も色々と失敗の末に、クリアーラッカーの刷毛塗り仕上げ。

ブリッジ

前作よりは前にしてありますが、気持ち後ろ目にすることでトップの鳴りを良くしているつもりです。
サドルを分割しているのは音程をより正確にするためです。まあ、うまく行っていると思います。
GHSの黒弦を張っています。

ヘッド

ネック・ヘッドにはスプルースを使っていますが、これは失敗です。スプルースは柔らかすぎです。ペグ穴も綺麗に開きませんでした。それが理由という訳ではないんですが、ツキ板を張っています。
写真でも確認できますが、ナットの辺りからヘッドの張り出しが始まっています。これは低いコードを押さえるのにちょっと邪魔かも知れません。実は、作っている時にはそんな事は考えていませんでしたが、出来上がってから気付きました。

フィンガーボード

アフリカ材のパオロッサを使っています。前作までは3mm厚の材を使っていましたが、今回は5mm厚です。その最大の理由は、サイドにマークを入れるためだったりします。
勿論、5mm厚なら、入手した材を厚み調整なしで使えるというメリットもあります。
仕上げに木材用椿油を塗っています。

サウンド・ホール

前作同様、桧のパーフリングを入れています。
指板の先端はちょっとおしゃれにカットしてあります。デザインはヘッドの形状と合わせています。

姉妹

前作とはブリッジの位置が違いまが、それでも結構後ろ目。スケールは351.8mm(補正値)。


さて、出来映えですが、かなり満足しています。家族の評価も、『いままでのウクレレとは音色が違う』と、好評です。しかし、いまだに基本的なコードも憶えられません(;;)。


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