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Kestrel とは、チョウゲンボウのことです。ハトくらいの小さな猛禽類、つまりワシの仲間で、ハヤブサに似ています。
チョウゲンボウにはホバリングという特技があります。よく農地の上空で空中に停止している姿が見られます。小さいけれどカッコイイ、そして最近は都会でも繁殖している頼もしいタカです。
このサイトのURLは、そんなチョウゲンボウから名前を借りました。

2011年1月11日(火曜日)

マーチ・ショック

カテゴリー: - flyman @ 21時13分11秒
ムクドリの群れ。
昔は空を覆う雲のような大群を見かけたこともあったが、最近はそこまでの大群は見ない。
まあ、あんな大群に上を飛ばれたら、フン害が大変だろうけど。そういえば何年か前にパリだったかで、問題になっていたなぁ。

2011年は、本格的な空洞化の年になるかも知れない。

2010年、日産マーチがフルモデルチェンジした。テレビのCMでもお馴染だろう。このマーチ、前モデルは神奈川県の追浜工場で作られていたのだが、ニューモデルはタイで生産されたものが輸入される。日本向けはタイ生産だが、欧州向けは確かインド、その他中国などでも生産されている。
このようなメジャーな車種が100%海外生産、つまり国内生産を止めてしまった例はこのマーチが初めてだろう。
自動車生産を国内から海外へシフトすれば、関連する製造業も国内には残れない。自動車鋼板(製鉄)、自動車部品メーカーなども多大な影響を受ける。実際、部品メーカーの海外移転はハイピッチだ。工場が国内になくなれば、下請けや孫請け企業は仕事が無くなり、倒産することになるだろう。

日産のCEO、カルロス・ゴーンはブラジル人で、日本に愛着などないだろうから、企業利益を増大させるためなら、海外移転を躊躇しない。
ならばこれは日産だけの話か、といえば、そんなことはない。
以前からゴーンは今の未曾有の円高について警鐘を鳴らしていたと思うが、実際、輸出企業は国内でモノを作っていたのでは国際競争力がなくなってしまう。
しかも、製造業の派遣雇用は禁止、高い法人税、と来れば、輸出品は海外生産せざるを得ないではないか。
国内の雇用を確保するために海外移転を躊躇していると、企業そのものが死んでしまう危険がある。自動車メーカーはどこも少なからず海外生産に力を入れているが、今後、マーチのように100%海外生産に切り替わる車種も増えるのではないか。国内販売分だけを国内生産することにメリットは少ない。

海外移転の原因は上にも書いたが、主に円高、ほかに派遣雇用禁止、(法人税を含む)コスト高などだろう。そして、誰が悪いかと言えば、これはもう円高を是正しない民主党が悪い、と言わざるを得ない。

一度移転させた生産拠点は簡単には戻せない。産業の空洞化はもう止まらない。民主党はマニフェストで『農林水産業、医療・介護は新たな成長産業です。…中略…、大きな雇用を創出する産業に育てます』とうたっているが、土地の狭い日本を農業立国にするつもりなのだろうか。


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