徒然なるままに、日ぐらしP/Cに向ひて――
メインメニュー
ブログカレンダー
2025年 8月
« 7月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  
WordPress カテゴリ一覧
WordPress 検索


富士カメラ5

Kestrel とは、チョウゲンボウのことです。ハトくらいの小さな猛禽類、つまりワシの仲間で、ハヤブサに似ています。
チョウゲンボウにはホバリングという特技があります。よく農地の上空で空中に停止している姿が見られます。小さいけれどカッコイイ、そして最近は都会でも繁殖している頼もしいタカです。
このサイトのURLは、そんなチョウゲンボウから名前を借りました。

2025年8月16日(土曜日)

音響分析

カテゴリー: - flyman @ 09時41分39秒

スピーカーをいくつか作ったので、音響分析ソフト『Room EQ Wizard』を試してみた。
古いノートPCにインストール、昔PC購入時にオマケで付いてきたマイクをセット。アンプには先日作ったNFJの物を接続した。

グラフはスムージングしてある。
測定したスピーカーユニットのおおよその口径は次の通り。
NFJ = 2インチ
SOTAMIA = 2.5インチ
AIYIMA = 3 インチ
Ali無印 = 3 インチ

エンクロージャー容積は、
NFJ、SOTAMIA、AIYIMAが1.65L、Ali無印が2.53Lだ。どれもダイソーのMDFボード(厚さ6mm)で製作した。

形式は、
NFJ = 円形バスレフ
SOTAMIA = 長方形バスレフ
AIYIMA = 円形バスレフ
Ali無印 = ラビリンスバスレフ改

といったところだ。

グラフで"HCQWBING"と表記しているのはAliExpressで購入したメーカー不明の3インチだ。上ではAli無印とした。
しょぼいマイク、使い慣れないアプリ、雀やカラスの鳴き声が聞こえる部屋での測定だ。グラフの精度には期待できない。
が、相対的な傾向は掴めそうだ。

どのユニットも、上は10kHz前後までしか出ていない。公称20kとか、ぜんぜんだ。まあ、一番小さいNFJが比較的出ている方か。
下はNFJのユニットが250Hzを切った辺りからだだ下がりだ。50Hzで持ち上がっているのはバスレフの共鳴周波数だろうか。
他のユニットも150Hzを切る辺りで下がり始める。
AIYIMAとSOTAMIAはバスレフの効果が見られる。
成績が良いのはAli無印だ。低音の下がり方がなだらかだ。ラビリンスバスレフの効果というよりも、エンクロージャー容量が多いのが効いているのだと思う。

Ali無印の比較

Ali無印のバスレフポートを塞いで比較してみた(密閉型)。
密閉型とラビリンスバスレフで差が出ている。このグラフが正しいなら、低音部では最大5db程度も上昇しているし、下がり方もなだらかで好ましい。
どういう仕組みか、分からないのだが。

AIYIMAの比較

AIYIMAも比べてみた。
バスレフの特徴がわずかに出ている。50Hz付近で3db程度上がっている。その代わり、それより下では急激に音量が低下している。

SOTAMIAの比較

これについてはよく分からん。
150Hz辺りで4dbほど上昇しており、その下が急激に下降している。バスレフの共鳴周波数がこの辺りになっているように見える。
バスレフポートが長方形なので、その影響が出ているような感じだ。つまり、失敗作ということ。共鳴周波数を70〜80Hz辺りに出来れば良い感じになりそうだが。

色々調べていると、またスピーカーを作りたくなってくる。――また作るかも。


TrackBacks

このコメントのRSS

TrackBack URL : http://www.kestrel.jp/modules/wordpress/wp-trackback.php/1351

この投稿には、まだコメントが付いていません

コメント

_CM_NOTICE

20 queries. 0.018 sec.
Powered by WordPress Module based on WordPress ME & WordPress

ヘッドライン
nikkansports
IT Pro
レスポンス
テーマ選択

(4 テーマ)