徒然なるままに、日ぐらしP/Cに向ひて――
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Kestrel とは、チョウゲンボウのことです。ハトくらいの小さな猛禽類、つまりワシの仲間で、ハヤブサに似ています。
チョウゲンボウにはホバリングという特技があります。よく農地の上空で空中に停止している姿が見られます。小さいけれどカッコイイ、そして最近は都会でも繁殖している頼もしいタカです。
このサイトのURLは、そんなチョウゲンボウから名前を借りました。

2010年9月2日(木曜日)

本当に違法コピーのせい?

カテゴリー: - flyman @ 22時39分20秒

インターネットの世界には、相変わらずコミックやアニメ、ドラマなどの違法コピーが多数出回っている。
これらの違法コピーが業界に与える損害は計り知れない。

とはいえ。

実際のところ、どうなんだろうか。
たとえば、コミック。
発売直後の漫画雑誌が違法アップロードされれば、被害は甚大だろう。コミック単行本にしても同じで、発売直後なら影響は大きいだろう。
では、発売から時間が経ったものはどうか。それらは仮にネット上に公開されていなければ、書店で購入されただろうか。まずそんなことはないだろう。違法アップロードされていなければ、ただ読まれないだけのことだ。
だとすると、その作品がダウンロードした人に気に入られたら、まだ違法アップロードされていない新しい巻は書店で購入してもらえるかも知れない。これは『初巻のみ無料で読める』、的な客寄せになり得るのではないか。

今の時代、コミックに限らず、書籍は売れない。昔は花形稼業だった『小説家』も、今では専業で食べていけるのはほんの一握りで、売れっ子と言われるレベルでさえ年収は300万円程度とも言われている。
これはインターネットの普及や違法コピーとは直接関係がない。こうなってしまった理由は大きく3つあると思う。
一つは、某 書籍のリサイクル店の普及である。
二つ目は、携帯ゲーム機の普及だ。ゲームに、本を読む時間が取られてしまった。通勤電車で、本を読む人が減り、DSやらPSPやらを握っている人が増えた。
そして最後が携帯電話の普及だが、これはゲーム機の普及ともかぶるところがある。ただし、携帯電話は本を読む時間だけでなく、本を買うお金まで削ってしまった。通話代、パケット代が掛かるため、書籍や雑誌にお金が回らなくなったのだ。
いまや携帯電話でテレビが見られる時代だ。もう、通勤時間を読書の時間に充てる人が増えることは期待できまい。

漫画家が違法アップロードに怒っているという。怒るのは勝手だが、自分の漫画が売れないのが違法アップロードのせいなのか、よく考えた方がいいだろう。
違法アップロードが根絶できたら、あなたの漫画は売れるのか。

雑誌や書籍がゲーム機や携帯電話に負けたという事実に、いつまでも目をつぶっていると、いずれこれらの文化は廃れてしまう。
勿論そんなことは百も承知の出版業界では、電子書籍、電子出版にコミットし、巻き返しを図っている。まだうまいビジネスモデルが確立できたとは思わないが、活路はあるように思う。漫画家の先生方も出版社と共に、前向きに新たな試みに臨んで欲しいと思う。

しかしなぁ、某 書籍リサイクル店がある以上、小説家はそれでも厳しいだろうなぁ。

☆ flymanは違法コピー、違法アップロードを擁護しているわけではありません。これらは犯罪行為です。誤解無きよう。


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