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Kestrel とは、チョウゲンボウのことです。ハトくらいの小さな猛禽類、つまりワシの仲間で、ハヤブサに似ています。
チョウゲンボウにはホバリングという特技があります。よく農地の上空で空中に停止している姿が見られます。小さいけれどカッコイイ、そして最近は都会でも繁殖している頼もしいタカです。
このサイトのURLは、そんなチョウゲンボウから名前を借りました。

2012年2月24日(金曜日)

コピープロテクト

カテゴリー: - flyman @ 23時22分24秒

先日、DVDレコーダーの内蔵HDDに録画した地デジの番組を DVDに焼いて友達に渡したいと、カミサンに頼まれた。
さて今時の地デジの番組はその殆どに『ダビング10』なるコピープロテクトが掛かっている。
ダビング10であれコピーワンスであれ、コピープロテクトが掛かった番組を他人に配るのは厄介だ。こういった行為が違法(私的複製の範囲を逸脱している)かどうかは置くとして、確実に再生できる形で渡すのにはどうすれば良いのか。flymanはこの辺りの知識はあまり持ち合わせていないのだ。

で、今回手探りで行った手順は次の通り。
(1) あらかじめ、レコーダーの機能でCMをカットしておく(娘が実施した)
(2) DVD-RWにコピー
ここから先はPCで処理を行った
(3) 『CPRMDecrypter』(フリーソフト)でCPRM(コピープロテクト情報)を除去したデータをPCのHDDに保存
  指定したディレクトリに拡張子が[.VRO]というファイルが出来る。これがCPRM無しの動画ファイルだ。
(4) 『Nero』(市販ソフト)でVROファイルをDVD-Video形式で書き込み
以上である。
当初、(4)の代わりに、CPRMを抜いたVROを フリーソフトを使ってDVD-VR形式で書き戻したのだが、うまく再生できなかったので(4)の方式に変えた。
これでカミサンのお友達の環境でうまく再生出来たのかは、まだ未確認だ。

flymanは、地デジにまでコピープロテクトを掛けるという、世界でも日本でしか行われていないジャラパゴスな方式には反対だし、腹が立っている。
で、プロテクトを無視するチューナーの現状をネットで調べてみた。
FriioやPT1/PT2といった機器は有名だが、それ以外にもPC用チューナーの幾つか(対応したBonDriverが存在するもの)はコピープロテクトを解除して録画出来るようだ。まあ、この辺りは以前に調べた頃と状況はそう変わっていない。

だが、別の驚きがあった。それはCS放送の無料視聴機器の台頭だ。メジャーなところでは、Satella1、SkyHDなどだ。SkyHDはCSだけでなくBSのチューナーも搭載している。両機とも、USB接続された外付けHDDにDRM(デジタル著作権管理)信号無しで番組の録画が出来る様なので、そのHDD(Satella1はext2だけど)をPCにつなぎ替えて読めばコピーも出来そうだ。とはいえ、両機とも有料放送のスクランブル解除にはインターネット越しに解除用サーバーへのアクセスが必要で、画像の瞬停が発生することもあるらしい(SkyHDでは顕著?)。

有料番組の無料視聴は、アナログ時代のケーブルテレビで横行していた。ケーブルテレビ対応のマンションでは、契約をしなくてもケーブルテレビの信号自体は部屋まで来ているので、対応機器を買えばケーブルテレビの契約をしなくても有料放送を含めすべての番組が視聴できていた。
ケーブルテレビがデジタル化されてこの方式はほぼ淘汰されたが、代わりに台頭してきたのがCSのタダ見といったところだろう。元は、世界中のCS放送が見られるというFTAチューナーだが、簡単な改造(?)でタダ見チューナーに変身する。海外にはスクランブル外しを生業としている会社もあるようだ。

さらに、今年に入って驚くべき方法でスクランブル解除するアイテムが発売になっている。『詐欺じゃないの?』という疑問もあるようだが、実際にうたい文句通りに動作する(コピープロテクトについては、未確認。たぶん、コピーフリーだろう)。B?CASによるスクランブル方式が根底から覆されてしまうような代物だ。
まあ、無料視聴機器が出現した時点でB?CASはかなり無力化されてはいるのだが。

有料放送の無料視聴は、違法かどうかは別として、大規模に行われれば放送事業者にとって死活問題だ。とはいえ、現状ではFTAチューナーを使った視聴は一部マニアの道楽レベルで、一般の、機器やPCに詳しくない人は手を出さない方が良さそうだ。新方式については――今のところ販売数が少ないようだが、大規模に販売されれば、社会問題になりかねない。
今後、コピープロテクトはどうなっていくのか、どうもならないのか。そして、有料番組の事業者はタダ見にどう対処していくのか、あるいは放置か。色々と興味は尽きない。

話をコピープロテクトに戻そう。

現状では、CPRM信号込みのDVD-VRから、フリーソフトでCPRMを抜いたVROファイルを生成するのが一番簡単そうだ。
今回はそれをDVD-VRに焼き戻したところで躓いたので、この辺りは再度研究の余地あり、だ。
これがうまく行けば、録画機器を問わずにプロテクトを外せるようになる。


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